2度目の大関陥落が決まった栃ノ心(31=春日野)が関脇御嶽海(26=出羽海)の優勝に大喜びだった。

結びの一番で豪栄道に敗れた後、支度部屋で髪を直してもらっていたが、優勝決定戦になると「床山さん、ちょっと待って」とモニター画面の前へ。御嶽海が勝つと「ウッシャ~!」と手をたたいた。

「いつも稽古してるから、ウチの部屋のヤツみたいなもん。うれしいね。俺は勝ち越せなくて悔しいけど、うれしいよ」と同じ出羽海一門で、合同稽古で何度も申し合いをしてきた後輩をたたえた。「いいな、若いから。俺はジジイだからね」と、自分の悔しさを忘れてニコニコしていた。