日本相撲協会は秋巡業初日の5日、秋巡業を休場する力士の診断書を発表した。左肘の負傷で9月の秋場所を休場し、九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)がかど番の大関高安(29=田子ノ浦)は「左肘内側側副靱帯(じんたい)再損傷により約1カ月の治療を要する」との診断書を提出した。診断書によると、高安は9月30日に行われた全日本力士選士権の取組中に左肘をひねり、前回受傷の部位を再度損傷。2日にMRIを撮影し、診断された。

平幕では逸ノ城(26=湊)が「右肩関節脱臼により約6週間の加療を要する」との診断書を、友風(24=尾車)が「左内腹斜筋肉離れにより約1カ月間の加療を要する」との診断書を提出した。

初日から参加する予定だった豊ノ島(36=時津風)も「右アキレス腱(けん)付着部位、右アキレス腱周囲炎により3週間の安静および加療を要する」との診断書を提出して休場した。

同じく初日から参加する予定だった審判部の二子山親方(元大関雅山)は「左下腿(かたい)血腫後皮膚潰瘍、左下腿蜂窩(ほうか)織炎により約1週間の入院加療を要する」との診断書を提出して休場した。