最高位は東前頭筆頭で、西幕下2枚目の千代の国(29=九重)が3勝4敗で今場所を終え、来年1月の初場所での十両復帰はならなかった。西十両14枚目の彩との2度目の立ち合いから、一気に押し倒された。3勝1敗と勝ち越しに王手をかけてから3連敗。勝ち越していれば、来場所は再十両の可能性も十分だったが、お預けとなった。

今年初場所中に左膝複合靱帯(じんたい)損傷の大けがを負い、すでに勝ち越していた同場所を途中休場後は、7月の名古屋場所まで3場所連続で全休した。4場所ぶりの関取復帰の可能性がなくなり、取組後は「相手が強かった。全然ダメ。もっと強くならないと上で戦えないので頑張ります」と、悔しさを必死で抑えながら話した。