大相撲初場所(12日初日)を翌日に控えた11日、東京・両国国技館で恒例の土俵祭りが行われ、2場所連続となる44度目の優勝を目指す横綱白鵬(34=宮城野)ら三役以上の力士が出席した。昨年の夏場所以来、4場所ぶりに東横綱に就いた白鵬は、土俵祭り後、国技館のエントランス前で九州場所の優勝額を贈呈された。

「いい土俵祭りを迎えた。あとはやるのみという感じ。(東横綱で)土俵入りも変わってくる。その辺を思い出しながらやっていきたい」と、淡々と意気込んだ。

初日は新三役の小結大栄翔と対戦する。九州場所で唯一敗れた相手。6日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見では三番稽古でその大栄翔を指名して12番取り、初場所へのイメージを膨らませた。

3月に35歳の誕生日を迎える20年。「35歳で年間最多賞というのがあってもいいかな」と、17年以来3年ぶりとなる年間最多賞獲得を早くも視野に入れていた。