日本相撲協会は初場所(東京・両国国技館)4日目の15日、横綱白鵬(34=宮城野)の休場を発表した。

2場所連続となる44度目の優勝を目指していた白鵬は、初日こそ白星発進したものの、2日目に遠藤、3日目には妙義龍に敗れ、2日連続で金星を配給。白鵬にとって2日連続の金星配給は、18年初場所以来2年ぶり2回目だった。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)はこの日午前、都内の部屋で報道陣に対応。「番付発表前にかかとが割れていた。菌が入り昨日の夜に熱が出た」と蜂窩(ほうか)織炎を発症したと説明。加えて負けた遠藤戦で、土俵上に強く打ちつけた腰が炎症を起こしているという。宮城野親方は「本人も頑張りたい気持ちがあった。年も年で古傷もある。腰も高くて出足もなかった」と弟子の思いを代弁した。

白鵬の休場は2日目から休場した昨年秋場所以来、2場所ぶり14度目。4日目の対戦相手、東前頭2枚目北勝富士(27=八角)は不戦勝となる。