大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が1敗を守って中日を折り返した。土俵際で出足を止められて後退したが、左のすくい投げで体を入れ替え、半身で寄り切った。

寄り切りでの白星は、右膝を負傷した昨年夏場所の御嶽海戦以来。立ち合いから突き放せず、組み止められかけたが「途中で相手のペースになったけど体は動いている。自分の思った通りの相撲は毎日取れない」と、勝利の形にこだわらなかった。