大相撲の元幕内、東序二段28枚目の宇良(27=木瀬)が、復帰2場所目で序二段全勝を飾った。三段目で6戦全勝だった竜風(尾車)を押し出した。千秋楽、同じく7戦全勝とした旭勇幸(中川)との優勝決定戦に臨む。

「顔に結構入って。ひるまず前に出る気持ちでいった」と宇良。低い立ち合いから相手の突き放し、引き技にもかまわず前に出て7連勝を飾った。「(全勝は)うれしい。先場所できなかったんで。(番付の)上がりも全然違う」。先場所は右膝手術から5場所ぶりの復帰で6勝1敗。さすがの地力を示した。

「徐々に回復している。(現状)何割かは言わない。もっと強くなれると思ってやっている」。来場所は大阪・寝屋川市出身の宇良にとってご当地場所。「2回(2年連続)も出てないんで、大阪で頑張りたい」と意欲を示した。