日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

親子幕内が誕生した。先場所、東十両2枚目で8勝7敗の琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が新入幕を果たした。元関脇琴ノ若で現師匠の佐渡ケ嶽親方が父。親子幕内は14年夏場所の佐田の海親子(父は最高位小結、子は今場所東前頭10枚目)以来、史上9組目となる。同部屋からの新入幕は18年名古屋場所の琴恵光以来、千葉県からは18年秋場所の隆の勝(千賀ノ浦)以来、戦後23人目となる。琴ノ若は東前頭18枚目に番付されたが、幕内に前頭18枚目があるのは、59年秋場所(この場所は東前頭19枚目まで)以来となった。

再入幕は2場所ぶりの錦木(29=伊勢ノ海)、7場所ぶりの大奄美(27=追手風)の2人となる。

晴れて関取の座を手にした新十両は翠富士(23)。伊勢ケ浜部屋からは17年初場所の照強以来、静岡県からは13年春場所の栃飛龍以来、戦後11人目。近大からは昨年秋場所の朝玉勢(高砂)以来、13人目の関取誕生となった。

再十両は4人。若元春(26=荒汐)と明瀬山(34=木瀬)は2場所ぶり、千代の海(27=九重)は3場所ぶり、白鷹山(24=高田川)は5場所ぶりの十両復帰を果たした。

春場所は、3月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。