日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は24日、報道陣の電話取材に応じ、新たに協会員に体調不良者が出たことを明かした。この日午後に、ある部屋から連絡があったというが「人数が何人なのか、それが力士なのか裏方なのかもまだ。とにかく体調不良の人間がいたということぐらいだ」と詳細は不明とした。

角界では10日に、幕下以下の力士1人がPCR検査で陽性と判明。協会は各部屋に原則的に外出禁止とすることを通達し、接触を伴うぶつかり稽古の自粛を要請するなどして感染拡大の防止に努めてきた。芝田山広報部長は「とにかく分からない状況なので勝手なことは言えない。コロナなのか、発熱なのか何なのか。ただ各部屋には発熱、せきやたん、味覚嗅覚、倦怠(けんたい)感など4項目に異変があれば報告するようにお願いしているので、その中のどれかに当てはまる可能性はある」と説明した。