日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道陣の電話取材に応じ、7月場所の開催可否について、13日に理事会を開いて判断すると明かした。

協会は無観客開催を目指している中「13日に理事会が開催される。そこで正式決定する」と明言。新型コロナの感染予防ガイドラインについても「ある程度固まっていないことには場所に臨めない」と理事会で協議して決めるという。

また、協会員の希望者を対象とした、抗体検査の結果も発表した。複数の感染者が発生した高田川部屋を除く、44部屋に所属する協会員891人中、抗体陽性者は5人(0・56%)。その内、PCR検査を受けた4人全員が陰性で、残り1人も5月以前の感染とみられ、現在は治癒しているとみなされるとの結果が出た。八角理事長(元横綱北勝海)は協会を通じ「7月場所に向けて稽古に専念できる準備が整いました。3月場所後の感染により1人の力士が亡くなったことは痛恨の極みであり、今後、絶対にそのような事態に陥らないよう、7月場所後にも抗体検査を実施し、協会員の健康管理・感染防止を徹底する所存です」とコメントした。