ベテランの西前頭15枚目松鳳山(36=二所ノ関)が、コロナ禍のオンライン取材について寂しい胸の内を明かした。

張り手を交えて旭大星を押し込んだが、攻めきれずに押し出されて黒星発進。取組後、先場所に続くリモートでの取材では「攻められたから良かった。先場所みたいにぺたっという(下に落ちる)負けはない。相手のうまさにはまった」と前向きに振り返った。

土俵には慣れたが、一方で新様式の取材にはなじめていない。取組後は勝ち負けにかかわらず、ユーモアを交えた取材対応に定評のある36歳だが、リモートでの取材対応について「どうでしょう。なかなか難しい。真っ正面と画面越しでは若干温度差がある。対面で話したいですね」と“コメント力”を発揮できないもどかしさを明かした。