大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が17日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に連日参加した。

三役経験者の十両勢を指名して、組み合って四つの動きや立ち合いの踏み込みを確認した。相手に寄らせて残す場面もあり、秋場所を全休する要因となった右膝の状態を確かめた。前日16日よりも気温が低く「寒い日が続いてますが、なんとかこらえている。(気温が低いと)かたくなったりね」と慎重に体と向き合っている。

秋場所後に行われた横綱審議委員会の定例会では休場の多さを指摘され、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)の動向が注視されている。合同稽古は22日まで行われ「出稽古の後半で申し合いができればいいなと思います」と、後半3日間で相撲を取る稽古を再開させる意向を示した。