大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が17日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に連日参加して、大関貴景勝との三番稽古を行った。

計12番で6勝6敗だったが押し込まれる場面も目立ち「まだまだ。体力が落ちている。馬力もそうですし、もうちょっと柔らかさというかそういうのもほしい」と課題を口にした。

巡業を含めて貴景勝と稽古する機会はほとんどなかったため「すごい新鮮な感じ」と振り返る。新大関として注目を集める立場で参加した異例の合同稽古だが「総見みたいな感じなら意識もするでしょうけど、この人数。そこまで意識しなくて済む。逆にいい環境だと思う」と、自然体で稽古に臨んだことを強調した。