新潟市北区出身の豊山(27=時津風)の新潟後援会が設立され、21日に新潟市内で会見が開かれた。

後援会長には中原八一新潟市長(61)が就任。「豊山関を大関、横綱に押し上げる会にしたい」と話した。今後、コロナ禍の状況を見極めながら応援ツアーなどを企画していく。年会費は個人会員1万円など。豊山は「土俵で励みになる。『県民の皆さんに応援してもらえている』という実感ができる」と後援会発足を喜んだ。

先場所の11月場所は、東前頭12枚目で6勝9敗と負け越し。7月場所では西前頭筆頭として、三役を狙える位置にありながら「ズルズル落ちた」。右足の故障が影響していたが、ずっとつきあってきたケガの状態は徐々に上向き。「少しずつ段階を踏んで、1月場所に合わせたい」と言う。「幕内上位でひと暴れしたい」と来年、再び番付を上げることに意欲を見せた。

10月には第1子である長男が誕生し、大きな責任が増えた。「足踏みしている場合じゃない。(長男が)大きくなるまで、土俵人生を送りたい」。新潟後援会が、そんな豊山をサポートする。