日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は夏場所11日目の19日、大関朝乃山(27=高砂)に関する一部報道について、「朝乃山に話を聞いたら『事実無根です』という回答でした」などと話した。文春オンラインによると、朝乃山は緊急事態宣言中の夏場所直前に、都内のキャバクラに行っていたという。

この情報を受けて、日本相撲協会は朝乃山を事情聴取した。尾車コンプライアンス部長(元大関琴風)が聞き取り調査を行い、「『今こういう記事が出ているけどどうなの?』と聞いたら『事実無根です』」と答えたという。芝田山広報部長は「決定的に写真に撮られたとか、日付がこう、逃げ場がないということがあれば。今の状況で話を聞いても本人が事実無根という。キャバクラでわいわいしている写真は載っていない。記事の内容というものは、これが本当かどうか。今の状況では事実関係がはっきりしてない」などと説明した。

朝乃山が一部報道を否定しているため、「(記事が)出されたから休場、とはならない」と、現段階では夏場所を休場することはないという。昨年は、7月場所前と場所中に当時平幕だった阿炎のキャバクラ通いが発覚。同場所後の理事会で、3場所出場停止と50%の減給5カ月の懲戒処分を受けている。