大相撲の新横綱照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が24日、東京・明治神宮で行われた横綱推挙式と奉納土俵入りに臨み、不知火型の土俵入りを披露した。

先月21日の昇進伝達式から1カ月超。新型コロナウイルス感染対策として会場での拝観は不可となっており、拍手や歓声は起こらなかったが、日本相撲協会公式ユーチューブチャンネルでは新横綱の晴れ姿が生配信された。

照ノ富士は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から伝授された不知火型の土俵入りを、堂々とやり遂げた。不安を抱える両膝にテーピングを施してはいたが、力強い四股を踏むとコメント欄も「よいしょー!」「見事な不知火型!」などと沸き立った。

露払いは照強、太刀持ちは宝富士が務めた。