大相撲秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)に向けた計4日間の合同稽古の最終日が26日、同所の相撲教習所で行われ、横綱白鵬(36=宮城野)は相撲を取らず、すり足などの基礎運動を中心に体を動かした。

関取衆の申し合い中には、関脇御嶽海や平幕の逸ノ城らに対して、積極的に技術面のアドバイスを送った。最後はぶつかり稽古で御嶽海に胸を出して胸を赤く腫らした。

6場所連続休場明けとなった7月の名古屋場所では、全勝優勝を飾って復活を果たした。秋場所では17年名古屋場所以来となる2場所連続優勝を目指す。

合同稽古には25日から合流した。前日の取材には「ちょっと体をつくってからというかね。まだ番付発表(30日)前ですからね」と話しており、焦らずに調整を進めている。この日は取材に応じず稽古場を引き揚げた。

合同稽古の最終日は、関取衆からは白鵬、関脇高安、御嶽海、逸ノ城、霧馬山、妙義龍、石浦、十両は炎鵬、東龍、佐田の海、錦木、魁勝が参加した。