かど番の大関貴景勝(25=常盤山)は、まさかの連敗発進となった。

西前頭2枚目の霧馬山に対して自慢の突き押しが影を潜めた。立ち合いから押し込めないとみるや、たちまち引いて押し出された。「いい相撲を取ろうと思って取れなかった。また明日に向かって頑張るしかない」。

自身4度目のかど番となる場所で、いきなり連敗を喫した。この日は初日には着用していなかったテーピングを両膝に施した。体の状態については「大丈夫です」。立て直しに向けて「自分がどうしようか考えてやります」と短く話した。