新横綱照ノ富士は、霧馬山との“全勝対決”を制し、無傷の5連勝で序盤戦を終えた。霧馬山に食いつかれる形で半身になるなど苦戦したが、最後は貫禄の相撲で寄り切った。5戦全勝は東前頭17枚目の千代の国と2人だけとなった。

かど番の大関貴景勝は、埼玉栄高の後輩、琴ノ若との初対戦に完勝し、3連敗後の2連勝。大関正代は若隆景を立ち合いで吹き飛ばす迫力の相撲で押し出し、4勝目をあげた。

東前頭6枚目の人気力士・宇良が、大栄翔を相手に幕内で3例目となる珍しい決まり手の送りつり出しで2勝目を飾った。

東前頭筆頭の豊昇龍、同2枚目の北勝富士がこの日から休場となった。