新十両の東十両13枚目琴裕将(27=佐渡ケ嶽)が、西十両13枚目千代嵐(30=九重)を押し出しで下して、白星発進した。立ち合いですぐに右四つを狙いにいき、千代嵐に嫌がられて動かれたが、しつこく右四つを狙いにいった。右四つは決まらなかったが、引く相手にしっかりとついていって押し出した。

見事に新十両場所で白星発進を果たしたが、特別な緊張感はなかったという。「1週間前ぐらいから、土俵入りから相撲を取るまでにイメージをしていた。ぶっつけ本番ではなかったのでうまくいきました」とイメージトレーニングが功を奏した。相撲を振り返っても「悪くはない。初日はいつも力が入っていたけど、無理にはいかないような感じでいきました」と冷静だった。