20年11月場所以来3度目の優勝を目指す大関貴景勝(25=常盤山)が、好調を印象づける内容で白星発進した。

東前頭筆頭の若隆景を一蹴した。鋭い出足で一気に土俵際まで追い詰めると、1度回り込まれたが冷静に押し切った。内容については「終わったことなので明日に向けて頑張りたいです」と振り返らなかった。

昨年は夏場所、九州場所で12勝を挙げるなど優勝争いに絡んだが、賜杯には手が届かなかった。22年の意気込みを問われると「去年も妥協してやってきたわけじゃない。去年に引き続き今年もやっていきたい」と力強く話した。