NHKの大相撲中継でおなじみの藤井康生アナウンサー(65)が、大相撲初場所12日目の20日、最後のテレビ実況を務めた。

テレビ解説を務めた北の富士勝昭氏と正面から実況。正代-北勝富士との一番を前に、北の富士氏から「ところで今日が最後なの?」と問われ「NHKの放送としては。本当にいろいろお世話になりました」と明かした。北の富士氏は「本当に藤井さんのおかげで、ずいぶん話を盛り上げてもらって。つまらん話を面白くしてくれました」とねぎらった。

藤井アナウンサーは長らく大相撲の実況を務め、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの北の富士氏や、舞の海氏らとの絶妙な掛け合いなどで大相撲ファンから支持を得ていた。