関脇御嶽海(29=出羽海)が、横綱照ノ富士を破り13勝2敗とし、19年秋場所以来3度目の優勝を決めた。

負ければともえ戦による優勝決定戦に持ち込まれたが、本割で勝って堂々の優勝。直近では7連敗中と苦手としてきた照ノ富士だったが、勝負強さを見せた。

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日本相撲協会審判部の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、御嶽海の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。26日の臨時理事会、春場所の番付編成会議を経て正式に決定する。

大関昇進となれば、長野県出身では1795年の雷電以来、227年ぶりとなる。東洋大出身では初めてだ。

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表彰式の優勝インタビューでの一問一答は以下の通り。

-賜杯の感触は

御嶽海 やっぱり自分には重たいなと思いました。

-心境は

御嶽海 自分の相撲を取ることだけ思ってやりました。

-立ち合いの狙いは

御嶽海 一生懸命いくだけでした。特に何も考えずに正面からしっかり当たって、あとは動いて、動ききれば自分が勝てると思いました。

-勝った瞬間は

御嶽海 うれしかったです。久々の皆さんの歓声、うれしかったです。

-家族も来た

御嶽海 そうですね、ありがとうございます。

-どんな15日間

御嶽海 長かったです。勝っているときはいつも15日間短いなと思うけど、今場所すごく長く感じて、精神的に持つかなと思いました。

-どんな重圧を感じた

御嶽海 僕の目標である2桁、それを2場所連続で取ることを終えていたので。先場所11番で、今場所2桁以上取りたい、そういう思いが強かった。

-重圧すごかった

御嶽海 そうですね。でも、すごい楽しめました。

-プレッシャーを楽しむことができた

御嶽海 そうですね。後半の方がいい相撲取ったのかなと思います。

-大関への重圧

御嶽海 ものすごい皆さんの期待があるので、期待にしっかり応えたいというのがありましたね。

-場所後の臨時理事会の招集が決まった

御嶽海 (しばしの沈黙から涙を浮かべながら)なかなか…そういう、経験できることじゃないので、素直にうれしいです。

-大関候補と言われて長かったのではないか

御嶽海 長かったです。

-誰に報告したい

御嶽海 そうですね、まずは両親に報告したいです。

-来場所は大変な注目を集める

御嶽海 皆さん、注目して見て下さい。