東前頭14枚目の琴ノ若(24=佐渡ケ嶽)は、千秋楽まで優勝の可能性を残す活躍が評価され、2度目の敢闘賞を受賞した。

阿炎との3敗対決には敗れたが、千秋楽も存在感を示した。三役経験者の突っ張りを何度もしのぎ、最後はバランスを崩して引き落としに屈したものの、熱戦を演出した。11勝4敗の好成績について「悔しさをバネにして、もっと勝てるようにやっていきたい」と悔しさをにじませた。

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元横綱琴桜を祖父に、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)を父に持つ。最高位は西前頭3枚目だが、三役経験もない中で飛躍を遂げた。「自分のやれることを場所でやり切った。しっかり来場所につながるように稽古をやり直したい」と、3月の春場所に向けてさらなる成長を誓った。