日本相撲協会審判部の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が、関脇御嶽海(29=出羽海)の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。26日の臨時理事会、春場所の番付編成会議を経て正式に決定する。大関昇進となれば、長野県出身では1795年の雷電以来、227年ぶりとなる。東洋大出身では初めてだ。

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御嶽海は14日目に単独首位を守り、千秋楽結びの一番で横綱照ノ富士を破って、19年秋場所以来3度目の優勝を果たした。打ち出し後に報道陣の電話取材に応じた高田川審判副部長(元関脇安芸乃島)によると「(千秋楽の)結果にかかわらず決めていた。単独に立った時点で決まっていた」と14日目に単独トップに立って時点で、審判部は八角理事長に臨時理事会の招集を要請することを決めていたという。御嶽海の相撲内容については「今場所負けた相撲はぱっと引かれた相撲。全体的に理詰めの相撲が取れていた」と評価した。