関脇御嶽海(29=出羽海)が、横綱照ノ富士を破り13勝2敗とし、19年秋場所以来3度目の優勝を決め、大関昇進を確実とした。
負ければともえ戦による優勝決定戦に持ち込まれたが、本割で勝って堂々の優勝。直近では7連敗中と苦手としてきた照ノ富士だったが、勝負強さを見せた。
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一問一答は以下の通り。
-賜杯の感触は
御嶽海 やっぱり重たいなと思いました。
-勝った瞬間の気持ちは
御嶽海 うれしかったです。久々の皆さんの歓声でうれしかったです。
-どんな15日間だったか
御嶽海 長かったです。勝っている時はいつも短いなと思うけど、今場所はすごく長いなと感じて、精神的に持つかなと思っていました。目標である2桁、それを2場所連続で取ることを考えていた。先場所11番で、2桁取りたいという気持ちが強かった。
-重圧はすごかったか
御嶽海 そうですね。でも、すごく楽しめました。
-プレッシャーを楽しんだのか
御嶽海 そうですね。後半の方がいい相撲取ったのかなと思います。
-大関候補と言われてきて長かった
御嶽海 長かったです。
-誰に報告したいか
御嶽海 まずは両親に報告したいです。
-勝てば優勝が決まる一番で重圧はかかったか
御嶽海 それほどプレッシャーというのはなかったけど、いろいろ考えさせる部分はあったので、いい意味で気持ちよく取れた。
-考えさせるというのは
御嶽海 優勝もそうだし、番付が1個上がるのもそう。そういうのもあるので、いろいろ考えました。
-自信はあったのか
御嶽海 いや、全然自信はなかったです。気合をいつも以上に入れてやらないといけない、そういう思いでやっていました。
-成績を振り返って
御嶽海 まあ、いいんじゃないですか。
-大関昇進確実と聞いてインタビューで涙ぐんでいたようにも見えたが
御嶽海 「昇進をはかる」って言葉を聞けるとは思わなかったので。こんなにうれしいものなんだなと思いました。
-大関に上がれないのも頭にあったか
御嶽海 場所前には「全勝優勝」って(伊勢ケ浜)審判部長が言っていたので、ちょっと厳しいかなというのがありました。
-いろんな力士の大関昇進を見てきてどういう思いだったか
御嶽海 先に上がられてすごく悔しい思いをしたし、早く僕も上がりたいと思っていた。本当に悔しいというか、そういう思いで上を目指していました。
-どんな思いで今場所は相撲を取っていたか
御嶽海 ひそかに狙っていた方がかっこいいかなと思って。