日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で、1期2年の任期満了に伴う役員候補選挙の立候補を受け付け、定員10人の理事候補に10人、定員3人の副理事候補に3人がそれぞれ立候補した。定員を超えなかったため、2期連続の無投票で理事候補と副理事候補が決定。理事候補には現職の八角理事長（元横綱北勝海）や、伊勢ケ浜審判部長（元横綱旭富士）ら現職が7人、佐渡ケ嶽親方（元関脇琴ノ若）ら新顔が2人、陸奥親方は復帰となる。

理事候補は春場所（3月13日初日、エディオンアリーナ大阪）後に開かれる評議員会の承認を経て選任。この評議員会後に、新たな理事メンバーによる理事会を開催し理事長を互選するが、八角理事長の続投が濃厚となっている。続投となれば、15年11月に急死した北の湖前理事長の後を引き継ぎ、実質4期目に入る。

【理事候補】陸奥（元大関霧島）佐渡ケ嶽（元関脇琴ノ若）◎境川（元小結両国）◎花籠（元関脇太寿山）◎伊勢ケ浜（元横綱旭富士）◎八角（元横綱北勝海）◎春日野（元関脇栃乃和歌）◎出羽海（元前頭小城乃花）伊勢ノ海（元前頭北勝鬨）◎芝田山（元横綱大乃国）

【副理事候補】◎若松（元前頭朝乃若）粂川（元小結琴稲妻）◎藤島（元大関武双山）＝以上、届出順。◎は現職。