日本相撲協会は27日、大相撲春場所が開催されているエディオンアリーナ大阪内で同場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士及び候補力士を選出。千秋楽本割の結果が出たことで受賞力士が確定した。

【大相撲】春場所・幕内の星取表

敢闘賞は、本割の結果を待たずに2人の受賞が決まった。12勝3敗で優勝同点の高安は5回目の受賞(三賞は10回目)となった。また、前頭6枚目の琴ノ若(24=佐渡ケ嶽)も、ここまでの活躍が評価され2場所連続3回目の受賞(三賞も同じ)が決まった。本割で勝っていれば高安、優勝した若隆景(27=荒汐)の3人による優勝決定ともえ戦進出だったが、小結豊昇龍に敗れ11勝4敗だった。

技能賞は、おっつけを武器に押し相撲が評価された若隆景の5場所ぶり3回目の受賞(三賞も同じ)が決まった。本割こそ敗れたが12勝3敗で並んだ優勝決定戦で高安を破り、初優勝を飾った。

殊勲賞は該当者なし。三賞選考委員会では、若隆景が13勝2敗で優勝すれば受賞と決まったが、本割で敗れ12勝3敗。その後の優勝決定戦を制し初優勝を飾ったが、殊勲賞は逃した。