<吉田秀彦引退興行:ASTRA>◇25日◇東京・日本武道館◇観衆1万2093人◆吉田秀彦一問一答◆
-今の心境は
吉田
終わったスッキリ感がある。寂しい気持ちもあるけど、気持ちの中で悔いはないですね。
-中村の気持ちどう受け止めた
吉田
気持ちは「行かなきゃ」というのは僕もあった。(中村が)遠慮している部分もあったかな。でもパンチは痛かったです。体中アザができてます。
-8年やってきて分かる総合格闘技の魅力は
吉田
観客の熱い声援があったり、勝ったときの喜びがお客さんと味わえる。演出もアマにないものだった。気持ち高ぶるところが「プロのリングは違うな」と思った。
-今後は柔道界に戻るが
吉田
格闘技に入ったときにそうだったけど、柔道界に戻れないというのがあった。今は1年で戻れる。そういう壁を取り除いていきたいなと思う。プロのリングというのは職業。職業選択の自由というのはある。そういう壁を少しずつ変えていって、自分にできることはやっていきたいと思う。
-柔道時代を含めてどういう格闘家人生だったか
吉田
15の時からそうですけど、みんなに支えられてここまで来られた。マスコミもそうだし、お客さんもそう。みんなの力があったから来られた。感謝だけしかないです。
-総合で得たもの
吉田
1番いい、華やかなところも見てきたし、1から作り上げる大変さも経験してきた。作り上げていくのは容易ではないなと感じた。それが面白みがあるんじゃないかと感じた。
-印象的だった試合
吉田
全部が思い出深い試合。最初にヴァンダレイ(・シウバ)とやったとき、プロとしての試合の仕方を教えてもらった。
-勝って終わりたかったか
吉田
あんまり勝敗にこだわらず、結果勝てれば、と思ったけど、さすがにきつかったのもあった。今の僕では、あそこまでやるのが精いっぱいだった。
-一番つらかったのは
吉田
PRIDEがなくなったときですね。