[ 2014年6月7日11時15分 ]日本対ザンビア

 後半ロスタイム、勝ち越しゴールを決める大久保(撮影・狩俣裕三)<国際親善試合:日本4-3ザンビア>◇6日(日本時間7日)◇米フロリダ州タンパ

 FW大久保嘉人(31=川崎F)が、劇的な決勝弾を奪った。

 3-3とされてしまった直後の後半ロスタイム1分、途中出場したばかりのMF青山敏弘(28=広島)が浮き球のロングパスをペナルティーエリアの中の大久保へ送る。これを、相手DF3人の間に走り込んだ大久保が右足でスーパートラップ。目の前に柔らかく落とした球を左足で豪快に蹴り込み、GKの頭上を破って突き刺した。

 バック走しながら笑顔でガッツポーズし、ピッチ内外から次々と駆け寄ってくる仲間の祝福を受けた。試合後のインタビューでは「最後の最後に、アオ(青山)からすごくいいボールが出たので。トラップも完全に決まりましたし、振り抜きました」。W杯前最後の国際親善試合で待望の1発が生まれ「常にゴールを取りたいですし、個人としても勢いを持って本番を迎えられる。本当に楽しみになってきました」と話した。