[ 2014年6月14日0時5分 ]

 人気サッカー漫画「キャプテン翼」の原画など約250点を展示する「ボールはともだち。キャプテン翼展」が14日から、東京都台東区の上野の森美術館で開催される。13日には内覧会が行われ、原作者の高橋陽一氏も出席した。漫画は81年から連載が始まっており「33年の歴史がぎっしり詰まっています。W杯で日本を応援しながら、キャプテン翼も応援してほしい」とあいさつした。

 また、主人公の大空翼が日本代表のユニホームでオーバーヘッドキックをする、3メートル×2・2メートルの描き下ろし巨大イラストもお披露目された。高橋氏は「漫画家になる前は、画家になりたかった。今回こんな大きな絵を展示できて、その夢がかなったように感じてうれしいです」と笑顔で話していた。

 漫画第1話のすべての原画や、幻の第4話など、高橋氏が厳選したものが並ぶ。「漫画は常に印刷されているので、展示を見て実際の色や線を感じてほしい」と話していた。他にも翼や仲間たちが育った南葛市のジオラマや、翼の等身大フィギュア、バルセロナのコーナーなどもある。

 7月6日までで、期間中は無休。当日券は一般・大学生1600円、中高生800円、小学生400円。