[ 2014年6月17日14時29分 ]<W杯:米国2-1ガーナ>◇1次リーグG組◇16日◇ナタル

 米国(FIFAランク13位)が2-1でガーナ(同37位)を下し、過去2大会の雪辱を果たした。06年、10年大会ともにガーナに1-2で敗れている米国は、主将のFWデンプシーが今大会最速の開始29秒でゴールを決めて先制。後半37分に追いつかれたが、同41分にDFブルックスが決勝ゴールを決めた。

 米国が30秒で先制した。左サイドのスローインからジョーンズのパスをデンプシーがペナルティーエリアに持ち込み、左足でGKの足元を抜いてゴール。今大会最速の1発で先手を取った。

 しかしその後はガーナが優位に試合を進め、FWジャン、FWアツ、アユー兄弟が絡んでスピードあふれるアタックを見せた。

 後半13分にはガーナの右サイドからのボールをジャンが高いジャンプからヘディングシュートを放ったが、ゴール右に外れた。後半14分にはJ・アユーに代えてFWボアテングを投入。同18分にはそのボアテングからのパスをゴール前でジャンがシュートしたが、これもDFに阻まれた。

 攻め続けたガーナは後半37分、ペナルティーエリア内でジャンのヒールパスからA・アユーが左足の技ありシュートを決め、ついに同点に追いついた。

 しかし米国は後半41分、MFズシの右CKからゴール前のDFブルックスがヘディングをたたきつけてゴール。2-1と再び勝ち越した。このまま米国が逃げ切り、「宿敵」から勝ち点3をもぎ取った。

 米国は22日にポルトガルと、ガーナは21日にドイツと対戦する。