[ 2014年6月19日10時43分 ]ギリシャ戦前日の公式練習で、軽快な動きを見せる香川(撮影・狩俣裕三) W杯ブラジル大会の1次リーグC組第2戦のギリシャ戦を前に18日、ナタルの試合会場で公式練習した日本代表FW香川真司(マンチェスターU)は「勝つしかない」と気持ちを奮い立たせた。日本は初戦の黒星で後がない状況で、選手の表情には緊張感が漂った。

 第1戦のコートジボワール戦でゴールを決めたFW本田圭佑(ACミラン)は、FW岡崎慎司(マインツ)らとパス交換しながら体をほぐした。岡崎は「自分たちの力を出せば結果はついてくる」と自らに言い聞かせるように語り、DF吉田麻也(サウサンプトン)は「全身全霊で戦わないといけない」と集中力を高めた。

 練習は試合時間とほぼ同じ時間帯に行われた。気温26・7度、湿度79%で、少し体を動かしただけで汗がにじむような蒸し暑さがピッチを覆った。ベテランのMF遠藤保仁(G大阪)は「暑いので相手の体力を奪う意味でもボール回しは重要になる」と冷静に試合運びを思い描いた。