[ 2014年6月20日9時30分 ]ギリシャ戦の前半、空中で競り合う内田(右=撮影・松本俊)<W杯:日本0-0ギリシャ>◇1次リーグC組◇19日◇ナタル

 日本はギリシャと0-0で引き分けた。1分1敗で勝ち点1となり1次リーグ突破の可能性は残ったが、1次L最終戦でコロンビアに勝利し、コートジボワールがギリシャ戦で引き分け以下にならなければ敗退が決定する。

 何度も右サイドを駆け上がり、チャンスをつくった日本のDF内田篤人(26=シャルケ)だったが「チーム全員で勝ちにいったんですけど、なかなかゴールが割れずに悔しい戦いですね。ギリシャも堅いチームで、失点を防ぐのが得意なチームで、11対10人でしたけど、向こうも本当に良く頑張ってましたし、僕らもどうにかゴールを割ろうと頑張っていたんですけど、なかなか難しい試合でした」と悔しがった。

 右サイドでの大久保との連係については「嘉人さんは1対1で突破できる選手なので、なるべく守備の負担を減らして、縦の関係でうまく崩せればいいなと思ってました。個人としてもチームとしても惜しいシーンがありましたけど、サッカーは点を取って、守るスポーツなので、最後のところが1番大事かなと思います」と話した。

 最後は次戦コロンビア戦に気持ちを切り替え、「日本でも一生懸命応援してくれている人もいるし、僕らは代表でピッチに立つ以上、絶対にあきらめてはいけないし、今までやってきたことが報われなくても、ピッチに置いてこなければならない」と意気込んだ。