[ 2014年6月23日23時20分 ]

 現在、W杯に出場しているガーナのサッカー協会が八百長に関わっている可能性があると、英テレグラフ紙(電子版)が22日、報じた。

 同紙とテレビ局の覆面調査によると、ガーナ協会幹部が、八百長を仕掛ける「フィクサー」が準備した国際試合に同国代表が出場することに合意してきたという。

 ガーナ協会は報道が真実かどうか確かめるため、警察に調査を依頼した。

 テレグラフ紙によると、いくつかのサッカー協会はギャングとのつながりがあり、八百長行為をしているという情報が入っている。

 ガーナ協会とギャングとの契約では、1試合に付き17万ドル(約1700万円)の報酬がガーナ協会側に支払われ、八百長に加担する審判が試合を裁くという。

 ただ、ガーナの選手たちが八百長に関わった証拠はなく、ガーナ協会も23日、テレグラフ紙の報道を否定。「八百長フィクサーと契約したことはない」との声明を発表した。