[ 2014年7月4日0時20分 ]「アリガト」と言いながら、出発ゲートに向かうザッケローニ監督(写真は2014年7月2日)

 W杯ブラジル大会で日本を率いたアルベルト・ザッケローニ氏(61)が、日本への愛を語った。3日付のトゥット・スポルト紙が、テレビ局スカイのインタビューを掲載した。

 1次リーグ敗退に終わったW杯については「いいものではなかった」。日本での代表監督の経験については「日本ではいろいろな経験をさせてくれたことで、私のほうが(金を)支払わなければならないほどだった」と明かしている。

 また帰国する際、成田空港まで日本代表のMF長谷部、DF内田らがサプライズでお別れに訪れた。

 また、プレゼントを手渡すサポーターなどもいた。「日本との関係をいい関係で終わらせたいと思っていたが、これほどまでとは想像していなかった。実際、空港には私たちがやったことに対して感謝するために、多くの人が来てくれた」と振り返った。

 日本サッカー協会が、ザッケローニ監督が指揮したサッカースタイルを継続して後任監督を探していることにも言及。「私はすでにブラジルで、選手たちに契約更新はしないと言っていた。他の監督にポストを譲るのが、正当なことだと思う。協会は私のサッカーをモデルとして次の監督もそれに続く。これは私にとって非常にうれしいことだ」と話している。

 次期イタリア代表監督の候補として報道されているが、「イタリア代表監督?

 私の名前は2006年ドイツ杯の後から毎回出ている。多くの監督が候補に名乗り出るが、私はそのうちの1人ではない。適切な監督を決めるのは協会の仕事だ」と話した。