[ 2014年7月17日22時36分 ]

 ドイツ代表MFメスト・エジル(25=アーセナル)が、ブラジルにいる23人の重病を抱える子供たちの手術費用を支払うため、W杯優勝賞金の一部を寄付していたことが判明した。同選手が16日に自身の「フェイスブック」で発表している。

 W杯で世界王者に輝いたドイツの主力として活躍したエジルは、同大会が開催される前に11人の子供たちの手術費用を支払うため、ドイツサッカー協会から支給されるW杯出場ボーナスを寄付することを発表していた。

 しかし、ドイツがW杯を制覇したことで、エジルは23名の優勝メンバーと同数の子供たちを救うため、新たに12人の子供たちの手術費用を負担することを発表した。

 エジルは「僕はW杯の前に重病を抱える11人の子供をサポートすることを発表していた。だけど、W杯での勝利は11人だけでなく23人の力があったからこそ手にすることができたものだったんだ。だから、サポートする人数を23人に増やすことに決めたよ。これ(今回の寄付)は、ブラジルの人々が僕たちにしてくれたおもてなしに対する個人的な感謝の気持ちです」とコメントした。

 英メディアによると、今回エジルが寄付した総額は35万ポンド(約6200万円)になったという。【超ワールドサッカー】