[ 2014年5月15日7時11分

 紙面から ]ミラノでの映画祭に参加したインテルミラノ長友

 【ミラノ(イタリア)14日=波平千種通信員】日本代表DF長友佑都(27=インテルミラノ)が13日、ミラノ市内で行われたイベントに出席し“大久保効果”を強調した。メンバー発表後初めて口を開き、FW大久保嘉人(31=川崎F)のメンバー入りを大歓迎。攻守両面で頼りになる存在だと力説した。

 長友が大久保の代表入りを喜んだ。イタリアで開催中の日本映画祭で、自身が監修したアニメ「劇場版ゆうとくんがいく」の上映会に参加。「僕の中ではサプライズではなくて、Jリーグでの活躍を見ていたら入って当然」。31歳の点取り屋がザックジャパンにもたらす効果について語った。

 4年前のW杯南アフリカ大会は、左サイドで共闘。「一緒に戦って、助けてもらってばかりだった」と振り返る。FWもトップ下もこなす、何でもできる大久保が加わった。ザックジャパンは得点力と同時にもう1つの力を手に入れた。これがイタリアの強豪で活躍を続ける長友が感じる“大久保効果”。具体的にこう説明した。

 「攻撃の選手で点を取るというイメージが強いと思うが、前(線)からすごく守備をしてくれる。DFの僕らにとってチームにとって大切な存在。嘉人さんが入ることで攻撃面だけでなく、守備面も安定するんじゃないか。すごくポジティブな映像が浮かぶ」

 大久保らとともに長友が思い浮かべる映像とは、もちろんW杯優勝。自身2度目の大舞台に向け「僕はトップを目指しているんで」とあらためて言い切った。