[ 2014年6月6日7時36分

 紙面から ]

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が、6日(日本時間7日朝)の親善試合ザンビア戦でアフリカ対策よりも日本サッカーの確認を優先する。5日(同6日未明)、ザンビア戦の公式会見に出席。W杯前、最後の親善試合の狙いを明かした。

 ザンビア戦はW杯1次リーグ初戦のコートジボワール戦(14日)を想定した試合になる。アフリカ勢特有の身体能力の高さや間合いを体感する場になるが、指揮官は「対戦相手のポイントを押さえることは大事だが、あくまで注目したいのは自分たちのサッカーができるかどうかというところ」と断言した。

 W杯を前にザンビア戦は4年間推し進めてきた攻撃サッカーの現在地を推し量る試合になる。また、DF内田篤人(26=シャルケ)、吉田麻也(25=サウサンプトン)ら故障上がりの選手についてはフル出場ができるかどうかをテストする見込み。右膝に張りの出たMF長谷部誠(30=ニュルンベルク)は出場を回避する予定だが、発熱のため4日の練習を休んだFW岡崎慎司(28=マインツ)は「状態が良ければ使う」という。「数人の選手を試したい」とも話したザッケローニ監督は選手、チームの状態を見極め、W杯本番へと進む。【菅家大輔】