[ 2014年6月26日7時9分

 紙面から ]後半、相手につかまれながらもシュートを放つ柿谷(撮影・狩俣裕三)

 スイスの強豪バーゼル移籍が濃厚となっている日本代表FW柿谷曜一朗(24=C大阪)が、帰国後に大詰めの交渉を迎えることが25日、分かった。W杯期間中は大会に集中したいという理由で沈黙を貫いてきたが、正式にクラブ側に移籍の意思を伝える。

 柿谷を巡ってはバーゼルの他にもセリエAの名門フィオレンティナも獲得に乗り出していたが、バーゼルが欧州チャンピオンズリーグ出場権を持っていることが決め手になった模様。バーゼルは元ポルトガル代表のパウロ・ソウザ新監督のもと、既に来季に向けて始動しており、7月19日のアーラウ戦が開幕戦となる。

 柿谷はコロンビア戦では後半24分から途中出場したが、決定機をつくることはできず「悔しい。勝てなかったのがすべて」と話した。W杯は途中から2試合に出場し、不完全燃焼だった悔しさを新天地でぶつける。