AKB48ただ1人の演歌歌手、岩佐美咲(20)が29日、都内で4枚目のシングル「初酒」の発売記念イベントを行った。

 野太い声で熱いエールを送る約500人のファンに「初酒」や「履物と傘の物語」など4曲を披露。作詞をしたAKBグループの総合プロデューサー秋元康氏から「歌がうまくなってきた」とメールでほめられたことも明かした。

 6月6日開票の選抜総選挙に立候補した。決断には悩んだが、「ファンの人に『出て欲しい』と言ってもらった。自分を見つめ直すためにも頑張りたい」と意欲を見せた。そして、「選抜にも入りたいけど、まずはシングル曲を成功させたい」と続けた。

 タレント稲川淳二(67)の怪談話のものまねが得意。この日も「怖いな~、怖いな~」とやった後で、サプライズゲストで稲川が登場した。初対面だったが、稲川から「歌は声がきれいに伸びるし、ジーンときちゃった。ものまねもそっくりだよ」と絶賛されると、「うれしいです」と感激。今後も、ものまねをしても構わないというお墨付きをもらった。秋元氏からは「デュエットをしたらどうか」との提案もあったが、稲川は「歌の下手さは芸能界で5本の指に入る」ので実現しなかったという。

 1月に20歳になったばかり。「お酒を飲めるようになって、メンバーとよく飲みます。お酒の味? それは大人の味です」と説明した。