6日に開催された「第7回AKB48選抜総選挙」でHKT48の指原莉乃(22)が1位に返り咲いた。その結果を受け、AKB48グループの秋元康総合プロデューサー(57)が同グループの楽曲の多くを手がける作曲家の井上ヨシマサ氏(48)に路線変更を指示した。

 秋元氏は7日、トークライブアプリ「755」を更新し「ヨシマサ、指原が1位になったので、路線変更します」とコメント。「今までにもらったデモとは違う路線という意味です」と説明。さらに「ヨシマサがいろいろなタイプを作ってくれたんですが、それではないよな…」とコメントしており、何か“ひらめき”が浮かんだのかもしれない。

 今回の選抜総選挙はAKB48の41枚目シングルの選抜メンバーを決めるもので、センターポジションには1位に輝いた指原が決まった。これまで井上氏は41枚目シングルのデモ制作を進めており、その状況について、秋元氏は4日付の「755」で「ヨシマサから、また、デモが届いた。かなりいい曲だ」と高く評価していた。同時に「これは、あのメンバーが1位になったら…」とちょっぴり心配していた。結果的に秋元氏の心配が的中してしまった格好だ。

 井上氏はこれまでに秋元氏の注文により、候補者すべてをイメージしたデモ制作を行っていたようで、その数はボツになったモノを含めると数千にも及んでいることを秋元氏が「755」で明かしている。

 2013年の「第5回選抜総選挙」で指原が初の1位に輝いた際、センターポジションで歌って大ヒットした「恋するフォーチュンクッキー」はシンプルなメロディーと特徴的な振り付けからブームを呼んだ。指原自身も初のセンターを務めた同曲に思い入れが強いようで、「恩恵を感じているので、『恋するフォーチュンクッキー2』をぜひ。流れで売りたいです」と希望。指原本人の希望を踏まえた上で、「恋する-」路線の楽曲になることも予想されるが…