NMB48の「リクエストアワー セットリストベスト100」最終公演が行われ、1位は旧研究生12人によるユニット曲「想像の詩人」が選ばれた。

 同曲は、定員16人に満たない12人で活動していた当時の研究生メンバーに向けて、14年9月に発表。この日と同じ、神戸で初披露されていた。

 その後、同10月24日から「想像の詩人」公演が本拠地のNMB48劇場でスタート。山尾梨奈(19)大段舞依(20)城恵理子(16)ら12人で力を合わせて育て上げてきた楽曲だけに、発表の瞬間にメンバーと、後方で見守っていたキャプテン山本彩(22)も思わず感涙した。

 楽曲が流れると、6月に卒業したばかりの照井穂乃佳(16)も出演。12人でパフォーマンスを展開した。

 山尾は「私たち12人の最終の目標は、この『想像の詩人』がリクエストアワーで1位をもらって、フルで歌うことでした。でも、なかなかリクアワが開催されなくて、その前に卒業があったり、(全員が)正規に昇格したりして…」と、大粒の涙を流しながらあいさつ。「でも、こうやって、また12人で…幸せです」と頭を下げた。

 城も「12人の思い出が詰まった大事な曲です」と泣き笑い。照井は「まさか12人で、こんな大きなとこで…うれしかったです」とあいさつした。そんな12人に、うれしいサプライズもあった。

 10月7日発売の13枚目シングルに、同曲が特典映像として、収録されることが決まり、発表された。

 12人の勇姿を見届けた山本は「年齢を重ねたせいか、なんか、涙がこぼれてきましたね。(木下)百花まで泣いてたからね」と、12人を祝福していた。