AKB48チームAが10日、東京・秋葉原のAKB48劇場で新公演「M.T.に捧ぐ」の初日を迎え、報道陣にリハーサルを公開した。

 全曲オリジナルの新公演は、AKB48では前田敦子や篠田麻里子らが出演したチームA「目撃者」以来、5年7カ月ぶり。48グループ全体でもNMB48「ここにだって天使はいる」以来、2年3カ月ぶりだった。初めて自分のセットリストを手に入れたメンバーが大半で、その1人の横山由依総監督(23)は「衣装も個人個人にあったり、ユニット曲をもらうことが憧れでもあった。1つ夢がかなった」と感慨に浸っていた。

 公演では横山や小嶋陽菜(27)宮脇咲良(17)らが、代わる代わるセンターを務めた。ユニット曲のコーナーでは、横山、宮脇がソロ曲を担当した。横山は「個人的には、もともと歌手になりたいと思って上京した。でも、歌ってむずかしいなと思うことばかりだった。いい曲をいただけたと思う。これから歌い込んで、AKBの中で代表曲になるように頑張りたい」と気合を入れた。報道陣から好評の感想を聞くと、「涙腺が弱いから、泣いちゃうかもしれない」と感激していた。

 公演表題曲の「M.T.に捧ぐ」は、卒業する高橋みなみの偉大さを歌ったバラード曲。「こんなにも初日って不安なんやなと思った。不安で不安でしようがなかった。でも、これが第2章なんだなと思った」と話していた。高橋はリハーサルなどを見に来ておらず、横山は「まだ、ささげてないですね」と苦笑いしていた。