AKB48グループが東日本大震災から5年となった11日、全国5カ所の劇場を「5元中継」した特別公演を行った。AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48の各グループが、全国5カ所の各劇場で公演を開催。午後6時半、各地の公演がスタートすると各劇場を生中継でつなぎ、同時に復興支援ソング「掌が語ること」を歌った。

 東京・秋葉原のAKB48劇場では小嶋真子(18)高橋朱里(18)ら63人が出演。高橋らメンバーが「3月11日、5年目の日です。私たちは復興をお手伝いするあめに、さまざまな活動をしてきました」とあいさつした。特別公演にはAKBから63人、SKE62人、NMB51人、HKT39人、NGT23人の計238人が出演した。

 また、ライブには宮城県出身の岩田華怜(17)も参加。今月15日に卒業することが決まっているが、「(東北は)まだまだ、みなさんの力が必要です。私は、離れますが支援活動を続けていきたいと思っています。皆さん力を貸してください」と訴えた。

 この日の入場料は、被災地支援のTシャツ付きで2000円だったが、全額が日本赤十字を通じて被災地に義援金として寄付される。

 AKB48グループは、震災から2カ月後の2011年5月に「誰かのためにプロジェクト」を立ち上げ毎月1回、被災地を訪れる活動を続けている。今月6日にも、59回目のライブを盛岡市の岩手県民会館で行っている。