NGT48は22日、新潟・NGT48劇場で、同県内の小学生から大学、専門学生までの女性を対象とした1日限定の特別公演を行った。

 チケットを求める応募は殺到し、抽選となった。この日は見事当選した立ち見含む295人が来場し、オープニングでメンバーが姿を現すと、ステージには「キャー!」と黄色い声援が響き渡った。

 メンバーは、男性客の多い普段の光景とのギャップに刺激を受けたようで、キャプテンの北原里英は「女子学生だけというのは初の試みで、スタッフさんが街で手渡しでチラシを配布したりもした。初期のAKB48の様な感じで、会場が埋まるか不安だった」と話した。

 荻野由佳も「ドキドキしてすごく不安だったけど、盛り上がってうれしい」と目を丸くしていた。

 地元の友人らも多く訪れていたという加藤美南は「だんだんと声援が大きくなってきて、お客さんが乗ってくるのがわかった。友達もたくさん来てくれたし、またやりたい」と手応えを感じていた。

 MCでは女子学生限定ならではの女子トークを展開した。メンバーによる「自撮り講座」では、自撮りが得意だという中井りからが実際に撮影した写真をモニターに映しながらテクニックを紹介した。角度や証明、小道具などにもこだわった解説に、会場からは「すごい。なるほど~!」などと声が上がった。

 他にも「異性との憧れのシチュエーション」を題材に妄想トークを繰り広げるなど、会場を盛り上げた。

 終演後にはメンバーとのハイタッチでのお見送りが行われ、記念として同県新潟地域振興局を通じ「にいがた園芸農産物宣伝会」から来場者全員にヒマワリの花も贈られた。劇場ロビーはグッズを求める行列や、記念撮影をする人で埋め尽くされ、同公演は大盛況となった。

 初めて公演を見た大学1年の洲崎里奈さん(18)は「街で偶然メンバーに遭遇した時、すごく親しく話してくれたから興味を持って来た。今日もとてもかわいかったです。女の子だけの方が行きやすい。またやってほしい」と話した。

 2回目の来場だという高校3年の岸田佳子さん(17)は「普段は大人の男性に圧倒されていたけど、今日は安心して見ていられた。トークも面白かった。また来たいです」と笑顔だった。