AKB48小嶋陽菜(28)が、今日18日にハードオフエコスタジアム新潟で開催される第8回AKB48選抜総選挙で、グループ卒業を表明することが17日、分かった。初期メンバーで、元祖「神7(かみセブン)」の人気メンバーの動向は、総選挙1位の結果とともに、イベント最大の見どころとなる。

 ついに小嶋が決心した。仲良しだった篠田麻里子(30)が3年前に、大島優子(27)が2年前に、高橋みなみ(25)が今年4月に卒業したが、小嶋は峯岸みなみ(23)と初期メンバーとして2人だけになっても、ここまでアイドルを続けていた。しかし、関係者は「数カ月前から、総選挙の場での卒業を見据えていた。すでに発表する準備を整えている」と明かした。

 小嶋は、前田敦子(24)や大島らとともに元祖「神7」の1人として、約10年間も第一線で活躍し続けてきた。グループきっての“ナイスバディー”で男性ファンを、オシャレなモデルとしては女性ファンを獲得。日本テレビ系「PON!」やフジテレビ系「うまズキッ!」などの情報バラエティー番組でも、天然のほんわかキャラクターでレギュラーとして活躍し、幅広く活動してきた。

 今回の総選挙には出馬していないが、同一人物とうわさされる、未来から来たと主張する「にゃんにゃん仮面」が立候補している。このにゃんにゃん仮面が、仮面を外して、正体を明らかにして、卒業を発表するのか? あくまで別人として登壇して表明するのか? はたまた「こじはるは卒業しますが、代わりににゃんにゃん仮面が現代のAKBに所属します」と、仰天プランを掲げるのか? いずれにしても、現時点では卒業の意思は固めている。

 ただ、別の関係者は「小嶋は自己プロデュースにたけていて、今回も発表の仕方も練りに練っていて、こだわりがある。当日の朝刊にスクープされることで、決意を翻すこともありえる」と説明する。

 『天然ボケ』のキャラクターだが、実は人一倍に頭がキレる。世間を騒がすアイデアをいくらでも思いつける小嶋だけに、そのセクシーな唇から、言葉が出てくるまで、進退は分からない。

<小嶋陽菜アラカルト>

 ◆略歴 1988年(昭63)4月19日、埼玉県生まれ。05年AKB48の1期生オーディション合格。同12月劇場公演デビュー。同期に前田敦子、高橋みなみら。164センチ。愛称はこじはる、にゃんにゃん。

 ◆総選挙順位 09年の第1回から6→7→6→7→9→8位→辞退→辞退。

 ◆最多選抜 AKB48メジャーデビューシングル「会いたかった」から28作連続選抜入り。全41作での選抜入りはグループ最多。

 ◆ファッションリーダー 下着ブランド「ピーチジョン」のCM、ファッション誌「MAQUIA」の専属モデルを務める。

 ◆競馬 13年から「うまズキッ!」出演。今年の安田記念では3連単15万3560円の大万馬券的中。

 ◆情報発信 17日の時点でツイッター269万人、インスタグラム140万人のフォロワーを持つ。

 ◆マルチに活躍 08年高橋みなみ、峯岸みなみとユニット「ノースリーブス」結成。女優として08年「コインロッカー物語」でドラマ初主演。

<こじはる語録>

 ◆「埼玉県から来ました、こじはること小嶋陽菜です」(05年デビュー時からのキャッチフレーズ)

 ◆「10位用のコメントしか用意してなくて、何を言っていいか分からないんですけど」(11年の第3回総選挙で速報10位から6位にランクインして)

 ◆「どうしよう。。。毎年毎年心配かけて本当にごめんなさい!」(12年、総選挙速報が11位と出遅れツイッターで)。毎年スロースターターで、速報後の弱気なツイートが「伝統芸能」と呼ばれた。

 ◆「ここで卒業発表をしようと思いましたが…しませ~ん!!」(14年の第6回総選挙で、うわさされた卒業を否定し会場爆笑)

 ◆「優子が頑張ってるから私も今まで頑張ってこられたし、優子がいなくなったらもう頑張れないと思う」(14年6月の大島優子卒業公演で寂しげに)

 ◆「モデルとして“アッパー”な現場の翌日に、秋葉原の劇場でお絵かきしていたりする。そのギャップが楽しいんです」(16年2月、10年史「涙は句読点」のインタビューで)