AKB48の活動を追ったドキュメンタリー映画「存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48」(7月8日公開、石原真監督)の完成披露イベントが30日、東京・台場のシネマメディアージュで行われ、小嶋陽菜(28)が卒業発表後の近況を報告した。

 小嶋は18日の選抜総選挙で16位に入り、スピーチで卒業を発表した。既に自分では早くから心に決めていたことだったという。「発表したからといって、変化はないです。発表したのはつい最近だけど、意識したのは何年か前だった。卒業に片足を突っ込みながらAKBの活動をしていたような雰囲気でした」と話し、ファンを笑わせた。

 メンバーやファンの間では、AKB48の第2章がどこから始まったのか、しばしば議論の的になる。そんな中、現総監督の横山由依(23)が3月、高橋の卒業コンサート(横浜スタジアム)で「AKBの第2章がスタートです」と宣言。小嶋はこれに首をかしげた。「私は横浜スタジアムで由依ちゃんの隣にいたんですけど、『第2章です』って言った瞬間、私は『えっ?』 と思った(笑い)。1期生で最初からいたので、当初の目標だった東京ドームであっちゃん(前田敦子)が卒業するまでが第1章だと思ってたので…」。同じ1期生の峯岸みなみ(23)も「私たちの心の置きどころは…? って思っていた」と複雑な表情で続くと、横山も苦笑いするしかなかった。

 ほか渡辺麻友、柏木由紀、島崎遥香、向井地美音、入山杏奈、木崎ゆりあ、込山榛香、大和田南那、宮崎美穂、石原監督が登壇した。