AKB48が、大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分)で“歌唱選抜総選挙”を行うことが24日、同局で行われた会見でサプライズ発表された。

 AKB48横山由依(23)渡辺麻友(22)らはこの日、初出場歌手にエールを送る役割として呼ばれていた。ところが、「AKB48夢の紅白選抜をみんなで選ぼう!」と題して、大みそかの本番に立つメンバー48人が視聴者からの投票で決まることが発表されると、一様に驚いた表情を見せた。

 6月の選抜総選挙で2位に入った渡辺は、「出られない可能性もあるということですよね?」と気が気でない様子だ。横山も「グループの300人くらいから、誰が選ばれるか分からないということですよね? ポジションは? 総選挙ですかね?」とプロデューサーに逆質問。総合司会の武田真一アナウンサーからは「この1カ月たくさんアピールしてください」とエールを送られ、「は、はい」と戸惑いながら答えた。

 渡辺は「AKBとして出場させていただいて光栄ですけど、出られない可能性が出てきて、恐ろしい年末がくるなと恐怖心があります。年末に(総選挙2位の)リベンジしたいです」。横山も「もしかしたら大みそかに立てないかもしれないと聞いて、震えが止まらないですけど、総選挙は11位でトップ10入り逃している。前にいけるなら、できるだけ前で踊ります。総選挙では言ったことないですけど、1位を目指します」と最後は宣言していた。

 投票はAKB48の劇場デビュー11周年にあたる12月8日から始まる。同上旬に番組公式サイトに掲載される、全メンバーのリ「今年かなえた夢」を参考に、アプリ「NHK紅白」で投票を受け付ける。29日に選抜メンバー48人が発表される。31日の生放送には順位も判明するだけに、もう1つの総選挙として注目されそうだ。

 ほか、入山杏奈、川本紗矢、NGT48北原里英も出席した。