NMB48が1日、大阪・難波のNMB48劇場で元日公演を行い、山本彩(23)が前日のNHK歌合戦の「夢の紅白選抜」でAKB48グループのセンターに輝いた感謝を報告した。

 AKB48グループの出場メンバーと立ち位置をアプリなどの一般投票で決める企画で、山本は4万1190票を獲得。HKT48指原莉乃らを退けて1位になり、「君はメロディー」をセンターで歌った。一夜明けたこの日、公演中は自ら口にすることはなかったが、終演後の場内アナウンスで「私ごとではございますが、昨日12月31日にありましたNHK紅白歌合戦で行われました『AKB48夢の紅白選抜』で、みなさんのおかげで、感謝しております、第1位をいただきました~」とコメント。場内は大歓声に包まれ、「彩コール」も起きた。

 チームメートも大興奮だった。須藤凜々花(20)は「うちの大将が1位を取っちゃいました!」とわがことのように大喜び。白間美瑠(19)も「てっぺん取っちゃいましたね」と山本の快挙を祝福した。さらに須藤が「これからも取るべきものはいっぱいある。今年は(紅白)単独で! 勢いに乗ってるNMBをさらに盛り上げていきたい」と宣言すると、客席が大いに沸いた。

 この日は、昨年発表された組閣(チーム替え)による新チーム体制のスタートの日でもあり、新たな顔ぶれの3チームで楽曲を披露した。チームMは、つかみどころのない不思議キャラで人気の川上礼奈(21)がキャプテンを務める。「その時点でマジかという感じじゃないですか。だから、やばいチームを作ろうと思う。メンバーとして見てみれば、Mが一番かわいいと思う」と自画自賛。メンバーから「難波のガッキーもいるしね」と持ち上げられた川上は、調子に乗って「恋ダンス」のポーズを取ったが、劇場スタッフからすぐさま場内の照明を消され、苦笑いしていた。

 11年の元日に劇場公演初日を迎えたグループにとって、この日は劇場デビュー6周年の記念日だった。山本は「めでたいことに、劇場デビュー6周年を迎えることができました。新年から原点であるシアターに立てて、うれしく思います。個性豊かなNMBメンバーですけど、個性が仕事や活動で磨かれ、生かされた1年だった」と16年を総括した。さらに「変化を恐れずに取り組んだことが来年、再来年、『無駄なことじゃなかった』と胸を張れるように、17年ももっともっと何事にも挑戦していきたい」と締めくくった。